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FRI 26 /12
ご安全に
「ご安全に!」
普段使うことのないこの言葉、建設現場や工場で使われます。
なぜか?
建設や製造の現場は危険が多いからです。
と、唐突に始めてみましたが、
私が考える「絶対に譲れないこと」、それは「安全」です。
造船所に勤務していたころの挨拶も、「ご安全に」でした。
頭上を数トン、大きいものでは300トンのブロックが頻繁に行き来する環境。
最終組み立てのドック深さは20mはあり、操舵室の端っこから落ちれば、40~50mは自由落下、重体以上は確定です。
そんな危険と隣り合わせの現場では、本気で「ご安全に」しなければ、死ぬ可能性があります。
私たちの日常では、工場ほど安全に気を付ける場面は多くありませんが、意外とあったりします。
二つほど例を挙げますと、
一つは、「後部座席のシートベルト」です。
着けない人も多いようですが、私は必ず着けます。
きっかけは、数年前、家の前の通りで軽とタクシーが正面衝突し、両方の運転手は軽傷、タクシー後部座席の男性が死亡、という事故がありました。
それ以降、人の振り見て我が振り直せ、で、必ず後部座席でもシートベルトをするようにしました。
もう一つは、「電車は後方に乗る」です。
福知山、といえば、通じるかと思いますが、あの事故以降、父から必ず後ろに乗るように言われ、今でも心がけています。
とはいえ、私自身、石橋を叩いて壊すほどの慎重派ではありません。
飛行機事故が怖いから新幹線に乗る、というタイプではなく、普通に飛行機にも乗ります。
要は、「バランス」でしょうか。
「安全」については、いろんな意見があると思いますし、日常生活では自己責任で強制されるものでもないと思います。
ただ、その瞬間が突然来た時、「シートベルトさえ着けておけば」というようなことにならないために、私は今日も「ご安全に」でいこうと思います。
物騒な事件事故が多いご時世ですが、この年の瀬、皆様ご安全にお過ごしいただき、よいお年を迎えられることを祈念し、2025年最後の投稿とさせていただきます。
ありがとうございました。-
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この記事を書いた人川島 大輝 佐藤祐一税理士事務所
> 担当者の記事一覧はこちら福岡県福岡市出⾝。
福岡県⽴修猷館⾼校、九州⼤学⼯学部、九州⼤学⼤学院⼯学府卒(海洋システム⼯学)。韓国ソウル⼤学⼯学部(造船学科)交換留学。
住友重機械・横須賀造船所にて 10 万 ton タンカー居住区、バルカー船体基本計算等の開発を担当。退職後は韓国に渡り、通・翻訳を経験。(TOPIK6 級取得)帰国後に⽗の家業を継ぐことを決意、福岡⼤学⼤学院法学研究科(税法)修了。
現在、当社顧問である佐藤祐⼀税理⼠事務所にて修⾏中。
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