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TUE 02 /09
ヒュッゲな暮らし
今回のブログテーマは「暮らしてみたい国」。実はこのテーマ、自分で決めたくせに、いざ書こうと思うとまったく答えが出てきませんでした。
旅行で訪れたい国ならたくさんあるけれど、「暮らす」となると、その土地の日常や文化、空気感まで想像することになります。つまり、どんな場所で、どんなふうに生きたいか、、、
そこまで問われているような気がしておりまして、とんでもないテーマを決めてしまったなと少し後悔しております(笑)
そんな中で、ふと惹かれたのが「デンマーク」。
首都コペンハーゲンは世界で最も住みやすい都市に選ばれました。
北欧の中でも幸福度が高い国として知られていますが、その理由は物質的な豊かさではなく、日々の暮らし方そのものにあるように感じます。
たとえば、「ヒュッゲ(Hygge)」という考え方。あたたかな灯り、心地よい毛布、ゆったりと流れる会話の時間。こうした“暮らしを味わう感覚”は、日本の「侘び寂び」とどこか通じるものがあります。どちらも派手さとは無縁で、静けさや質素の中に美しさを見出す点が似ているのです。
建築の面から見ても、デンマークは非常に魅力的な国です。
たとえばコペンハーゲンにあるオペラハウスは、現代的でありながら周囲の自然と調和し、圧迫感を感じさせないデザイン。また、巨匠アルネ・ヤコブセンが手がけたSASロイヤルホテルや、フィン・ユール邸など、機能性と美しさを兼ね備えた空間づくりが数多く存在します。
特に印象的なのは、街全体が“暮らしの延長”として設計されていること。歩道と自転車道がきちんと分かれていたり、公園や水辺が生活のすぐそばにあったり。人が無理なく自然体で過ごせる都市設計は、「住む」ことに重きを置いた考え方の表れです。
効率やスピードを求める日常から一歩引いて、暮らしそのものを丁寧に楽しむ。そんな生き方を実現できる場所として、デンマークは理想に近い気がしています。
「暮らしてみたい国」を考えることは、突き詰めれば「どんな暮らしを選びたいか」という問いでもある。そう思うと、今回のテーマは、私自身の価値観を静かに見つめ直す良いきっかけになりました。
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この記事を書いた人加賀其 拓仁 リライフ事業部 ディレクター
> 担当者の記事一覧はこちら福岡県福岡市出身。
2018年福岡大学工学部建築学科卒業後、福岡県内最大手のゼネコンに入社。主にRC造マンションの施工管理に携わり、同社の最年少現場所長として多くのマンション建設を経験。仕事漬けで家に帰れない日々でも達成感と充実感はあったが、小さい娘になつかれていないことに気づき、絶望する。悩み抜いた結果、人生を見つめ直し転職を決意~インスタグラムの投稿でみた当社のデザインに魅了されて入社。建物施工に関する幅広い知見、経験を活かし日々奮闘中。
趣味は、スニーカー収集、スイミング。
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