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Glücklich 字面が既によい

ATMで硬貨を入金するのに99枚以上入れたら手数料取られるらしい。謎

 

さて、今回のテーマは「暮らしてみたい国」。

 

候補は3つあったが、永住するのではなく数年暮らすならドイツを推したい。

ドイツと言えば、直近日本のGDPを超えた(為替の影響大)と話題になったが、車をはじめとする世界的な工業地帯を有しながらも、自然や多数の世界遺産や中世の町並みが残る多様な顔を持つ国である。食事も欧州のなかでは比較的日本人向き?、環境意識が高く住みやすいようだ。

 

個人的にはドイツ=崇高な音楽文化の国であるというイメージが強い。

そもそもバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ワーグナー、ヘンデル等々、全部ドイツ人だし。昔からジャーマンメタルというジャンルがあったぐらい売れたヘヴィメタルバンドも沢山ある。

しかし、ドイツ=最先端のジャズに触れられる、これが住みたい理由である。

DJをしているときはドイツのCOMPOST RECORDSの音源にはよくお世話になった。当時フューチャージャズという新しいジャズ、少しクラブよりのジャンルの最先端を走っていた。(ここのコンピGlücklich※文字通り「幸せ」シリーズが◎)

 

 

そして、ドイツには個人的に唯一無二、世界最高の音楽レーベルであるECMがある。

 

レーベルのコンセプトは”The Most Beautiful Sound Next To Silence”※静寂(沈黙)の次に美しい音楽。ジャケットデザインも洗練されており、これだけでご飯が食べられる。大体どこの音楽レーベルも「コンセプト違くね?」「ビジネスに走ったな」という時期や作品が見られるが、このECM、既に設立50年を過ぎた今もなお、まぁハズレがない。また、好きな人は曲を聞いただけで「これECM発」とわかるぐらい録音環境のせいか?音がある意味独特でクールなのだ。

 

同レーベルから出ているアーティストとしてはキース・ジャレット、ヤン・ガルバレクが分かりやすく有名どころだと思われるが、ここ数年のイチオシはこれ。

 

 

イスラエルが生んだ鬼才オデッド・ツールのイザベラ。ジャケットがもう既によい。CDが良すぎてアナログもユーロ圏から取り寄せたぐらいよかった。このアルバムでピアノを引いているイスラエル出身のニタイ・ハーシュコビッツも昨年ECMからソロアルバムをリリース、こちらもよかった。

 

 

住みたい町の話なのか、好きな音楽の話なのか、さっぱりわからないが…こんな音楽を生み出す場所が悪いわけがない。

おすすめは The lion turtle。

ストレスフルな毎日、ぜひご視聴してみては。

 

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この記事を書いた人宜本 繁紀 社長 兼 CEO
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福岡県北九州市出身。
手元にあるお金は全てレコードと服に費やし、バイトとマリンスポーツに明け暮れる学生時代を過ごす。現在グループ6社、200名超の経営労務と法人の不動産ポートフォリオ構築、各種コンサルに長年に渡って携わる。インテリア全般にも造詣が深いが、イルマリ・タピオヴァーラの醸し出すムードが好き。
憂鬱はデフォルト、常に寝不足。

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