MEMBER BLOGブログ

最後の一口

「最後の晩餐、何食べたい?」って聞かれたら、私は迷わず「バッテラ一択」と大きな声で答えます。

 

 

バッテラって、見た目は地味なんですけど、味はちゃんとしてるんですよね。

 
しめ鯖の脂がシャリにちょうどよくなじんで、昆布の風味もあって、口に入れるとしっかり満足感がある。でも重くない。
余計な主張はしてこないけど、ちゃんと記憶に残る。そういうところが好きです。

 
子どもの頃、父がたまに駅前の寿司屋でバッテラを買ってきてくれました。
大きな折り箱に、きっちり並んだ四角い寿司。フタを開けると、昆布の香りと酢の香りがふわっと広がって、それだけでちょっと特別な気分になったのを覚えています。

 
高級でもないし、派手でもない。でも、私にとっては特別でした。

今でもスーパーでバッテラを見かけると、なんとなく買ってしまいます。
食べるたびに、少しだけ子どもに戻ったような気持ちになります。

 
最後はバッテラを口に含んで終わりたいです。

このポストをシェア
X threads コピー

この記事を書いた人今村 勇介 リアルター事業部 コーディネーター
> 担当者の記事一覧はこちら

福岡県福岡市出身。福大大濠高校~2014年西南学院大学 法学部卒。
同年、住友不動産販売㈱入社、在職中は福岡市だけでなく、春日、大野城、那珂川、太宰府、筑紫野、久留米、小郡、糟屋、古賀、福津、宗像、北九州と県内ほぼ全域を担当する。多忙な日々の中、30歳という節目に人生の価値観を見つめ直し、自身の成長と多くの人から求められる人間になるべく、入社。
趣味はウィスキーを嗜むこと。社長曰く「イソジンみたいな味」がするアイラウィスキーが好物。備忘録はインスタグラムで更新中。

Instagram
Instagram
LINE
LINE
Instagram
Instagram
LINE
LINE