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ドラえもんに背中を押されて生きていく

ああでもない、こうでもないと考えることが多いけれど、結局いつも行き着くところはひとつです。

理由は特にないけど、なんとなくずっとそう信じてきました。

「人は変われる。」

 

世の中では「人はそう簡単に変わらない」とよく言われます。

でも、その言葉を真正面から受け止めてしまうと、自分まで変化を諦めてしまいそうで、どうにも落ち着きません。

成長の余白を自分で消してしまうようで、なんとなく嫌なんです。

 

仕事の中でも、同じような環境にいる人が少しずつ変化し、結果につなげていく場面を何度も見てきました。

特別な才能があるわけでもないのに、考え方や取り組み方を少し変えるだけで前に進んでいく人たちがいる。

そんな彼らを見て、20代の私は素直に喜べるほど大人ではなく、どこかで羨ましさと悔しさを抱えていました。

 

そんな時、ドラえもんが私の頭の中で叫ぶんです。

 

「人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか。」

 

 

子どもの頃は軽く聞いていたのに、大人になってから聞くと妙に重たく響く言葉です。

周りが変われるなら自分も変われる––そんな当たり前のことを思い出させてくれます。

あと、今考えるとこの時のドラえもん、めちゃくちゃ怖い。笑

 

ただ、この「変われる」という前提を持って生きていると、困ったこともあります。

変わろうとするたびに、自分の至らなさが次々と見えてくるんです。

「あ、ここもできてなかったか…」と気づくたびに少し落ち込むし、他人と比較して劣等感もそれなりに刺激されます。

アップデートの前にまず“足りない部分の確認作業”が始まる感じで、正直なかなか疲れます。

 

けどそんな時は、私が13歳の時に見ていたアニメのEDで知った、

ザ・マスミサイルの「今まで何度も」を聴くんです。

 

 

つらぬくために いろいろまげた
信じるために  疑ってきた
守ってくために 人を傷つけた
今まで何度も

 

多くは語りませんが、今この歳になって中1の時に聞いていたこの曲がめちゃくちゃ刺さるんです。

大した人生でもないくせに。笑

 

この曲で、「まあ、もう一回やってみるか」と思えてしまうんです。

変わろうとするとしんどいのに、結局また変わろうとする、自分でも扱いづらい性格だなと思います。

 

それでもやっぱり、私の中では「人は変われる」という考え方は揺らぎません。

世の中では、歳を重ねると人はますます変われなくなる、とよく言われます。

確かに、若い頃よりも慎重になったり、守るものが増えたりして、変化には勇気がいるようになります。

でも私は、何歳になっても変わり続けたいと思っています。

変わりたいと思う気持ちだけは、歳と一緒に鈍らせたくありません。

 

これからも、無理のない範囲で、この厄介なスタンスと付き合っていくつもりです。

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この記事を書いた人今村 勇介 リアルター事業部 コーディネーター
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福岡県福岡市出身。福大大濠高校~2014年西南学院大学 法学部卒。
同年、住友不動産販売㈱入社、在職中は福岡市だけでなく、春日、大野城、那珂川、太宰府、筑紫野、久留米、小郡、糟屋、古賀、福津、宗像、北九州と県内ほぼ全域を担当する。多忙な日々の中、30歳という節目に人生の価値観を見つめ直し、自身の成長と多くの人から求められる人間になるべく、入社。
趣味はウィスキーを嗜むこと。社長曰く「イソジンみたいな味」がするアイラウィスキーが好物。備忘録はインスタグラムで更新中。

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