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エアコン先行配管について【福岡|リノベーション|レトリック】

  • 2024.01.23  / 
  • 加賀其 拓仁 リライフ事業部 ディレクター

こんにちは、加賀其です。

 

皆さん、エアコン活用していますか?

今の時期の寒さはもちろん、近年の異常な暑さ、、、

特に真夏は、エアコンがないと命の危険があるほどですよね。

近年の天候には必要不可欠じゃないでしょうか。

 

リノベーションをする際、各部屋に必ず設置できるように

計画しております。

ただ、築年数が経っているお部屋、部屋数を増やしたい場合など

事前にエアコン用の配管工事をしていないと設置できない

ケースがございます。

 

今回は、そのエアコンの先行配管についてお話いたします。

 

まず、エアコンを設置するにあたり必要になるのが

室内機、室外機の設置スペース、そしてそれらを繋ぐ

配管のためのスリーブ(穴)です。

 

室内機設置にあたり、壁面にはベニヤ下地が必要になります。

一般的な石膏ボードの壁ですと、室内機の重さに耐えきれず

壁が崩れる可能性がございます。

その為、石膏ボードよりも強度のあるベニヤ板を取り付けます。

 

室外機はおもにバルコニーに設置することが多いです。

最低限室外機を置けるスペースがあれば問題ございません。

 

一番重要なのがスリーブ。

一般的には室外機が置いてある付近に躯体に直径75㎜~100㎜の

穴がありお部屋の中から外へ配管が通してあると思います。

そのスリーブがないと繋ぐことができず、エアコンを

取り付けることができません。

基本的には、エアコン1台に対してスリーブ1個必要です。

 

リノベーションを計画する際に

昔の建物や部屋数を増やすケースでは、そのスリーブが足りない

ということが多々ございます。

では、躯体壁に穴をあけて増やしたらいいのでは?

と思うかもしれません。

構造上重要な躯体壁。この部分は勝手に工事できません。

管理組合の承認が必要になります。

そして、ほとんど許可が出ることはございません。

 

ですので、一つのスリーブに2本の配管を通す工事を

事前に行うことが必要になります。

もともと設置できなかったお部屋からスリーブまで

あらかじめ壁の中に配管を通しておきます。

これを先行配管といいます。

 

弊社で施工した例を見ますと、

LDKにはエアコン用のスリーブがなくもともと設置ができませんでした。

そこでBEDROOM(1)のスリーブ(図面赤色部分)までLDKのエアコン

の先行配管(図面青色部分)をしております。

 

工事後の写真がこちら。

あとは壁から出ている配管にエアコンを接続したら完了です。

 

ちなみにBEDROOM(1)側の写真がこちら。

 

このように先行配管をすることで、もともとエアコンが

設置できなかったお部屋にも設置可能になります。

ただ、注意していただきたいのが

加湿機能、お掃除機能付きといったエアコンは設置できません。

このような機能付きのエアコンは配管がもう1本必要になります。

その場合、1つのスリーブに2台分の配管が通せません。

先行配管のお部屋でエアコンを選ぶ際はご注意ください。

 

今回はエアコンの先行配管についてお話しました。

リノベーションについてお困りごとや、

ちょっとした疑問でもお聞きしたいことが

ございましたらお気軽にお問合せください。