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使ってみたい!建築資材⑥【福岡|リノベーション|レトリック】
- 2025.04.8 / CONSTRUCTIONINTERIOR
- 西山友基 工務ディレクター
こんにちは!ディレクターの西山です。
ようやく寒さとともに花粉も一段落したようで、くしゃみと鼻水から解放されつつあります。
手術も検討しているくらい辛いので、来年のシーズンが始まる前に何らかの対策を打とうと考えています。
さて、好評(?)いただいているこの「使ってみたい!」シリーズも第6弾。
今回は住宅の中で最重要アイテムのひとつ、照明。
以前「使ってみたい!建築素材①」でトップライト照明をご紹介しましたが、
今回ご紹介するのは似た製品ではあるものの、圧倒的に現実的な製品です。
(トップライト照明は使うケースが特殊過ぎて未だ実現できず・・・)
ということで、今回の製品はコチラ!
DNライティング社の製品です。
トップライト照明と似ているのは、太陽光に近いスペクトル。
様々な波長がバランスよく含まれていることで、より繊細な色や質感を感じられます。

これを見ると、いかに太陽光が優れた光源かがわかりますね。
よく言われている「ブルーライトカット」ですが、上記の表の青い光をカットするものです。
人工の光は特定の波長が多く、バランスが悪いんです。
さて皆さん、「色温度」という言葉をご存じでしょうか?
色温度とは、2700Kや3500K等、「ケルビン」で表現される光の色のことを指します。
電球色(白熱灯)は2700~3000K、昼光色(青白い光)は約6500K。数値が高いほど白っぽくなり、
2000Kはろうそくの火のような暖色となります。

さて色温度ですが、太陽の光も一日の中で変化し続けています。
朝日や夕方は2000K程度、昼間は5000~6000Kです。
冬より秋の方が綺麗な夕焼けを見られるイメージ無いですか?
太陽の位置や角度、湿度によって色温度が変わるのですが、秋の夕焼けがより赤く見えるのもこれが原因です。
突然の豆知識を入ましたが、本題に戻ります(笑)
上記のように
昼間の光=青白い光
夕方の光=温かみのある光
と、人間の活動にも影響があるので、勉強する際に青白い光が使われているのは理由があるんですね。
同じ理由から、よりリラックスしたい空間には温かみのある照明の方が適しているのです。
そういった色温度の使い分けを考えながらリノベーションを考えていくと、
寝室は2700K、リモートワーク用の書斎は6500K等、エリア毎に使い分けつつ、
リビングのように様々な状況で使われる場所には「調光調色」の照明を使用するのもおすすめです。
エリア毎に色温度を分けながら、より自然光に近い照明でリノベしたくなった、そこのあなた!
私と一緒に楽しい照明計画を考えてみませんか!?
