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小学生の頃に読んだ一冊

恥ずかしながら、私は普段あまり本を読みません。

「この一冊がバイブルです」と言えるような本も、正直ありません。

 

ただ、思い返すと小学生の頃に読んだ一冊だけ、今も心に残っている本があります。

北島康介さんの『前略、がんばっているみんなへ』です。

内容を細かく覚えているわけではありませんが、努力を続けることや、結果が出るまでの時間の大切さといった空気感は、今でも自分の中に残っています。

 

大人になり、リノベーションの仕事に携わるようになってから、その言葉の意味を実感する場面が増えました。

この仕事は、すぐに成果が見えるものではありません。

考えて、悩んで、修正を重ねながら、少しずつ形になっていきます。

 

特に現場では、職人さんとの会話が欠かせません。

前職時代から、その道のプロである職人さんから少しでも多くを吸収したくて、かなり質問をしていました。

当時はとにかく仕事を覚えることに必死で、職人さんがどんな考えで、どんな手順で作業しているのかを理解しようと、目の前のことに食らいついていた感覚です。

 

その頃は先のことまで考える余裕はなく、ただ今を必死に生きていました。

ですが今になって、「あの職人さんが言っていたこと、今回のこの部分に活かせるかもしれない」と、過去の会話がふと頭に浮かぶことがあります。

 

点でしかなかった経験が、時間をかけて線になり、巡り巡って今の仕事につながっている。

努力はすぐに形にならなくても、確実に自分の中には残っている。

それが、今の私にとってのバイブルなのかもしれません。

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この記事を書いた人加賀其 拓仁 リライフ事業部 ディレクター
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福岡県福岡市出身。
2018年福岡大学工学部建築学科卒業後、福岡県内最大手のゼネコンに入社。主にRC造マンションの施工管理に携わり、同社の最年少現場所長として多くのマンション建設を経験。仕事漬けで家に帰れない日々でも達成感と充実感はあったが、小さい娘になつかれていないことに気づき、絶望する。悩み抜いた結果、人生を見つめ直し転職を決意~インスタグラムの投稿でみた当社のデザインに魅了されて入社。建物施工に関する幅広い知見、経験を活かし日々奮闘中。
趣味は、スニーカー収集、スイミング。

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