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壁紙クロスについて②【福岡|リノベーション|レトリック】
- 2024.02.19 / BUSINESSCONSTRUCTION
- 加賀其 拓仁 リライフ事業部 ディレクター
こんにちは!加賀其です。
前回に引き続き壁紙クロスについて。
前回は、量産クロスと一般クロスの違いについてお話ししました。
詳しくは→こちら をご覧ください。
今回はクロスの種類について、、、
一般的に「壁紙」という場合は「塩化ビニル樹脂系クロス」を指しますが、それ以外の壁紙の種類についても知っておくことで、壁紙を選ぶ際のお役立ちになればと思います。
①塩化ビニル樹脂系クロス
最も一般的な壁紙でビニルクロスと言われ、国内のほとんど全ての住宅で使われています。
ビニルクロスはは加工がしやすいため、壁紙の色や柄といったデザインが豊富に用意されています。
機能面でも、防カビや防水だけでなく消臭機能や抗菌機能など様々な機能性を備えた壁紙もあります。
レトリックのリノベーションでも基本的にはこちらのクロスをお選びいただきます。
②紙系壁紙
欧米を中心に海外では定番の壁紙です。
海外ならではのデザインが施された壁紙は、輸入壁紙として日本でも人気があります。
和紙クロスもこちらに分類されます。
紙系クロスはビニルクロスよりも施工が難しいので、プロが施工する場合でもその扱いに慣れていないと仕上がりに差が出ることがあります。
③繊維系クロス(織物クロス、布クロス)
自然素材や化学繊維で作られており高級感と重厚感があるのが特徴の壁紙です。ホテルや博物館といった雰囲気のある施設に多く使われております。
紙系クロスと同様、施工難度が高いため、職人の腕によって仕上がりに差ができやすい壁紙になります。
④プラスチック系クロス(オレフィンクロス)
ポリエチレンやポリプロピレンなどを主原料とした壁紙です。
塩化ビニルに近い質感ですが、環境に配慮した素材であるため安全で衛生的な壁紙です。また、耐水性が優れたものが多いです。
⑤無機質系クロス
土や石などの自然素材やリサイクル素材を主原料とした壁紙です。
代表的なのは珪藻土や漆喰を施してある壁紙で、塗装したような質感を安価に再現することができます。
やはり施工難度が高い壁紙になりますので、施工は慎重に行います。
弊社リノベ物件でもベージュの珪藻土クロスを使用しました。
和室との相性が非常に良いです。
ビニルクロス以外は基本的に壁紙本体の値段も高額になりますし、施工難度も上がるため、施工費も高くなります。
お部屋全面というよりは、アクセントとして使用することをお勧めします。
木パネル、磁器タイルを貼るよりはコスパ良くお部屋に重厚感を持たせることができます。
サンゲツのエクセレクト、シンコールのウォールプロ… 各社クロスのカタログを出版しております。
クロス選びの際にはご検討ください。